マーガレットリバーに設立された初期ワイナリー5社に入る歴史のあるワイナリー。5年は経過したヴィンテージをリリースする希な生産者。

 

Willespie ウイレスピー

立/1976年 Margaret River(マーガレット・リバー) 

オーナー/Kevin Squance(ケヴィン・スクアンス) 
ヴィティカルチャリスト
(ブドウ栽培責任者)/Kevin&Marian Squance(ケビン&マリアン夫妻)

マーガレットリバーは世界でも偉大なワイン産地のひとつです。但し、多種多様な地域に細分類する事ができ、天候や気候の影響で葡萄の生育に大きな影響を与えます。ウイレスピーは、4キロほど先にインド洋を望むWillyabrup(ウイルヤブラップ)地区にあります。気候は地中海性気候の影響を受ける冷涼な風がインド洋から流れ込み、ワイン造りに適しています。また、新しく所有するぶどう園が、さらに内陸に位置するJindong(ジンドン)地区にもあり、この地域は大陸性気候の影響で、昼夜の気温差が激しい場所にあります。こうした2つの地域のブドウ園は異なった特性のあるブドウを生産します。つまり、ワイン造りにおいての産地間ブレンドにより、更に良いワインをつくる大きな可能性をワインメーカーに与えています。

ウイレスピーは1976年にケビンとマリアン(KevinとMarian)がマーガレットリバーのサブ・リージョンとされている「ウイルヤブラップ」にあるヒューマンズ・ミルロードに40ヘクタールの土地を購入したのが始まりです。(この時期は現在大手ワイナリーとして成功した「ルーインエステート」「ピエロ」「カレン」等マーガレットリバーを世に知らしめた生産者とほぼ同時期)そして、1ヘクタールのヴェルデーリョ、0.4ヘクタールのセミヨン、1.5ヘクタールのリースリングがまず植えられました。また、1ヘクタールほどのカベルネが植えられたのは1977年になってからでした。ケビンは1987年までマーガレットリバーの小学校で校長を務めており、1990年までマリアンも同じように小学校で教壇にたっていました。そしてリタイヤ後、彼らは更に本格的にワイン造りを行う道に入ります。ウイレスピーの初めての白ワインは1982年にCape Mentelle・ケープメンテルのコントラクト・ワインメーカーであったエルー・ハップ氏によって醸造されました。また、83年、84年には赤ワインも作られています。そして、自社のワイナリーは1985年に完成し、白ワインがケープ・メンテルで作られている間、ケビンはその年に最初のカベルネを作りました。シーズンによりますが各ヴィンテージにおいて、100~200トンの間で破砕が行なわれ6500~13000ケースの生産量が見込まれており、全て自社畑の葡萄のみ使用されています。また、Willespie(ウイレスピー)という名前は、Willyabrup(ウイルヤブラップ)という産地名と、"to hope'を意味するフランス語の、espererから名付けられました。(登記簿上の会社名は“HOPE STAR”)また、ワインのラベルは、フリーマントルの芸術家Henryk Szydlowskiにより描かれており、題名"An Impression of the Willespie Jewel"と言い芸術的にヴィンヤードの風景が描かれています。現在、主にマーケティングの仕事は娘のTrish Durham(トリッシュ・ドュルハム)が行なっています。そして、オーストラリアでも珍しくワインは数年自社の蔵で熟成(5年~9年)させてから出荷します。その為、エレガントで落ち着いた味わいは多くのワイン愛好家達をうならせており、これまではほぼセラードアでのみ販売されていました

 

ュージアム カベルネソーヴィニヨン/Museum Cabernet Sauvignon
ュージアム バスケット・プレス シラーズ/Museum Basket Press Shiraz