MAHI WINES マヒ ワインズ

ヨーロッパの旅でワイン造りに目覚め、トカイ、イタリア、ボルドーでの経験の後、チリのエラスリスで醸造責任者として野生酵母の醸造による基礎を築く。マールボロではセレシン・エステートを名声あるワイナリー確立し独立。現在ビオデナミと野生酵母の第一人者で情熱家、ブライアン・ビックネル。

Mahi Wines マヒ ワインズ
設立/2001年 Marlborough(マールボロ地区) 
オーナー・ワインメーカー(醸造責任者)/Brian Bicknel ブライアン・ビックネル

ワインメーカーのブライアン・ビックネル氏(ワインメーカー・オーナー)は15ヴィンテージを世界の様々なワイン産地で携わり、中でも一番多くの時間をマールボロのブドウを使用したワイン醸造をしてきました。1989年にメドックのワイナリーChateau Senejacでワイン作りの経験を積み、1993年にハンガリーのNagyrede Wineryにて就労、1992~1994年はバビッチ・ワイン(NZ)でアシスタント・ワインメーカーとして経験を積み、1994~1996年にはチリのエラスリスでチーフワインメーカーとして英国への輸出量をチリワインで1番に押し上げます。1996~2006年まではセレシン・エステートでワインメーカー兼ジェネラルマネージャーとして40000ケースを生産するワイナリーにまで仕立て、2006年には完全に他社での仕事は退き自身のワイン作りの為だけに時間を費やすこととなります。これらの経験の中でブライアンは世界市場でニュージーランドの中でもマールボロ地区のワインで区画によるワインの個性・テロワールをワインで表現することに注力する決意を持ちます。これは、1996年にマールボロに移り住むためにチリから戻ってきた頃、マールボロにある多様な地域や山間がかなり異なるスタイルのワインを造ることができると感じたのです。

 

最近までたいていのマールボロ・ワインは異なった地域のブドウをブレンドしており、本来の異なった個性が実に「リージョナル・ブレンド」という作り上げられた形によって失われていました。そして、同じ頃マールボロのワイナリーは大規模化されていて、海外のメディアはマールボロは個性を失いつつあり、ほとんどのワインは同じ味であるとコメントされ始めていました。こうして、ブライアン・ビックネル氏はマールボロの土地でワインの個性が表現されるべきと、「シングル・ヴィンヤード」でのワイン作りを2001年から再出発させます。
まず、フランス・シャンパーニュから移住し仏人が手がけていたワイナリー「Cellier Le Brun」を買い取り、マヒ・ワインズとしての醸造所を完備させます。そして、これまでの信念通り「手積みでの収穫」、「野生酵母のみを使用した醗酵」、「オーガニックを推し進めるのではなく当たり前であること」そして、できる限りシンプルに手作業によって興味をそそる風合いを醸しだすワインを造ることを目的に打ち込みます。


「Mahi(マヒ)」とは「作品」、「手工芸品」といったような意味するマオリ語であり、ラベルに見られる植物のシンボルはニュージーランド原産の「シダ」が描かれています。「強さ」、「人生」そして「成長」を表しています。
また「ワインはボトルに急いで詰められるべきものではないということ、時間と共に自然と発展するものである」という能力を尊重しています。彼の目的とするワインスタイルは、「ワインが手をかけられず作られている状態」。ブドウ畑はワインを通して話しているということを許し、これを目的とするワイン造り。全てのワインにとって最も重要視される事は果実味爆弾のようなスタイルよりむしろ、本当に口中に満足感を与えるワインとなる質感やバランスであると。
「シングル・ヴィンヤード」のワインに使うブドウは手積みによる収穫、選定、ブドウは優先的にワイナリーで全房ごと圧搾されます。これはブドウが房としての状態で軽くプレスされることで茎がクッションとなり、より自然に搾汁できるからです。醗酵はブドウに付着しているその土地にある酵母のみを使用します。

 

この地域では、雨はほとんどブドウが休眠中の冬に降り、年間雨量は600ミリを超えることはめったにないほどです。収穫は3月下旬から5月下旬の間に、それぞれの品種やワインのスタイル、シーズン状況に応じて果実が最適の熟度になったときに行います。ブドウ栽培においては、多大な労力と資本が必要ですが、剪定から収穫に至るまで、すべて手作業で行います。


そして、もし樽を使用するならばワインにより個性的な風味を与えるものとしてフレンチオークを使用します。ピノ・ノワールにおいては全て手積みの収穫を行い、ブドウを通して真の畑を表現することを目的とし、ノンフィルターで瓶詰めされます。
最初に作られた畑は「バーン・ヴィンヤード」、1.5ヘクタールの小規模な区画でソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワールが植えられ、マールボロのコンダーズ・ベンド地区に位置します。
そして2003年、「ツイン・ヴァレー・ヴィンヤード」が新たな畑として選定され、「フェアーハム・レーン」の位置するワイラウ・ヴァレーとは明確に区別できる場所にあり、山間からかなり西方に位置するためわずかに冷涼な気温を維持し、ブドウが熟す時間を要する地域となります。ここにはブルゴーニュスタイルのシャルドネとピノ・ノワールが植えられており、2006年からゲヴェルツトラミネールも収穫されています。
マヒにとっての大きな転換はブライアンが2006年をもってマールボロやチリのコンサルタント事業から身を引き、マヒを「ホーム」としてここだけに集中することができるようになったことです。
現在、6つのシングルヴィンヤードからソーヴィニョンは分類され、2007年から「マールボロ・ソーヴィニヨン・ブラン」として2箇所のシングルヴィンヤードのブドウを使ったワインが造られました。ジャンシス・ロビンソンの中でトップ4ニュージーランド・ワイナリーとして称されています。


マールボロ ソーヴィニヨン・ブラン

Marlborough Sauvignon Blanc

マヒ マールボロ ソーヴィニヨン・ブラン
商品名 Marlborough Sauvignon Blanc(マールボロ ソーヴィニヨン・ブラン)
生産国 ニュージーランド
産地 マールボロ
ブドウ品種 ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン
タイプ
スクリューキャップ
ヴィンテージ 2024
ALC. 13.7%
内容量 750ml
希望小売価格 3,000円(税別)
バーコード 9421900026265

マヒが手掛けるソーヴィニヨン・ブランの真骨頂は、単なるフルーティーさの追求ではなく、口の中に広がる「質感」と「奥行き」にあります。2024年ヴィンテージは、マールボロ内にある6つの異なる畑から収穫されたブドウを使用。それぞれのテロワールが持つ固有の属性が、最終的なブレンドに多層的な魅力を与えています。
栽培と醸造には、マヒらしい繊細なこだわりが凝縮されています。すべてのブドウは手摘みで収穫され、果皮との接触を最小限に抑えるために房ごと優しく搾る「全房プレス」を採用。果汁の7%はフレンチオークの旧樽で発酵させることで、ワインに豊かな厚みを持たせていますが、オークの香りが前面に出すぎないよう絶妙にコントロールされています。
また、全体の19%に野生酵母による発酵(ネイティブ・ファーメント)を取り入れることで、甘い果実味とバランスの取れたサヴォリー(旨味)や深みのある質感をプラス。さらに、味わいにさらなる長さ(余韻)を持たせるため、2.45%のセミヨンをブレンドしています。
マヒが「エレガントで繊細なワイン造りの鍵」と考える通り、このワインはすべて、自然に流れ出た一番搾りの「フリーランジュース」のみで造られています。3月18日から4月2日にかけて収穫されたブドウから成るこの2024年ヴィンテージは、フレッシュな果実味を土台にしつつ、満足感のある深い飲み心地を約束してくれます。


アリアス ソーヴィニヨン・ブラン

Alias Sauvignon Blanc

アリアス ソーヴィニヨン・ブラン
商品名 Alias Sauvignon Blanc(アリアス ソーヴィニヨン・ブラン)
生産国 ニュージーランド
産地 マールボロ
ブドウ品種 ソーヴィニョン・ブラン
タイプ
スクリューキャップ
ヴィンテージ 2019
ALC. 13.8%
内容量 750ml
希望小売価格 4,500円(税別)
バーコード 9421900026111

ブドウは、マールボロのコンダース・ベンド地区にある「バーン・ヴィンヤード」の小さな区画から収穫。かつて川床だったこの場所は、小石の多い土壌が優れた排水性と蓄熱性をもたらし、冷涼な気候ながらもブドウを理想的に熟成させます。また、この畑のブドウは有機栽培で管理されています。
醸造面では、手摘みしたブドウを全房プレスし、化学添加物を使わずにフレンチオークのバリック(小樽)へ直接移して発酵。野生酵母による発酵が、香りを邪魔することなく複雑さと質感をワインに与えています。その後、澱を定期的に撹拌しながら15か月間にわたり樽熟成を敢行。この長い熟成期間が、ワインにサヴォリー(旨味を感じる)なニュアンスと丸みのある口当たりを与えつつ、後味には鮮やかなフレッシュさを残しています。
2019年ヴィンテージは、マヒの歴史の中で最も早い収穫完了を記録した年でした。降水量が例年の75%と少なく、ブドウの粒が小さくなったことで、非常に凝縮感のあるクリーンな果実を得ることができました。理想的な天候に恵まれたこの年のブドウの質の高さは、まさに造り手にとっても記憶に残る素晴らしいヴィンテージとなりました。


マールボロ シャルドネ

Marlborough Chardonnay

マヒ マールボロ シャルドネ
商品名 Marlborough Chardonnay(マールボロ シャルドネ)
生産国 ニュージーランド
産地 マールボロ
ブドウ品種 シャルドネ
タイプ
スクリューキャップ
ヴィンテージ 2023
ALC. 13.6%
内容量 750ml
希望小売価格 3,600円(税別)
バーコード 9421900026296

マヒが「私たちはシャルドネを愛している!」と断言するほど情熱を注ぐこの一本は、シャルドネの真髄である中盤のクリーミーな質感と、複雑な層を成すテクスチャーが魅力のワインです。しっかりとした骨格の中に鮮やかな酸を湛えており、新鮮さと長い余韻を同時に楽しむことができます。
このワインを構成するのは、マールボロにある3つの個性豊かな畑から収穫されたブドウです。2003年から提携しているツイン・ヴァレー・ヴィンヤード(75%)を中心に、ラパウラ地区のテイラー・ヴィンヤード(19%)、そしてマヒの自社畑に植えられた特別なクローン(6%)が絶妙にブレンドされています。
栽培から醸造に至るまで一切の妥協はありません。すべてのブドウは入念に手入れされ、手摘みで収穫された後、房ごと優しく搾汁する全房プレスが行われます。使用するのは自然に流れ出たフリーランジュースのみ。添加物を一切加えず、フレンチオークの樽で各畑由来の野生酵母を用いて発酵させます。発酵後は、11か月間にわたり澱とともに熟成(シュール・リー)させることで、ブドウ本来の個性を最大限に引き出しています。
2023年ヴィンテージは例年より開始が遅く、収穫期間が長く続いたのが特徴です。3月15日に始まった収穫期は穏やかな天候に恵まれ、4月18日の終了まで理想的なタイミングで作業を進めることができました。収穫量をあえて抑えたこと、そしてクリスマス以降の気温が平年並みに落ち着いたことで、果実の風味を保ちながら完璧な熟度を得ることに成功。造り手が「非常に満足している」と語る、素晴らしい仕上がりとなりました。


マールボロ ロゼ

Marlborough Rosé

マヒ マールボロ ロゼ
商品名 Marlborough Rosé(マールボロ ロゼ)
生産国 ニュージーランド
産地 マールボロ
ブドウ品種 ピノ・ノワール
タイプ ロゼ
スクリューキャップ
ヴィンテージ 2022
ALC. 12.7%
内容量 750ml
希望小売価格 3,200円(税別)
バーコード 9421900026425

マヒが手掛けるロゼは、単なるフルーティーな辛口ワインにとどまりません。100%ピノ・ノワールのブドウを使用し、エレガントな骨格と質感、そしてジューシーな口当たりを兼ね備えた、深みのあるスタイルが特徴です。
ブドウは、ワイラウ・バレーの西端に位置する冷涼な2つの畑から厳選。ロゼのために特別に低収量で管理されたブドウは、手摘み後すぐにプレスされ、果皮との接触時間を最小限に抑えることで、繊細な色調と味わいを引き出しています。その後、ブドウ本来の清らかな個性を維持するため、低温で完全に「ドライ(残糖なし)」の状態まで発酵。この工程により、テクスチャーの豊かさと、キレの良いリフレッシングな後味が生まれます。
2022年ヴィンテージは、マヒにとって22回目の収穫であり、記録的に早い完了を迎えた特別な年でした。色付き(ヴェレゾン)の時期に降雨があったため、ブドウの房は例年より大きくなりましたが、品質を保つためにあえて多くの房を間引く(グリーン・ハーベスト)など、徹底した管理を行いました。
結果として、やや低めの糖度で収穫されたブドウは、例年以上に洗練されたエレガンスをワインに与えています。マールボロの涼やかな風を感じさせるような、洗練された質感と余韻の長さが際立つ、食事にも寄り添う本格的なロゼに仕上がっています。


マールボロ ピノ・ノワール

Marlborough Pinot Noir

マヒ マールボロ ピノ・ノワール
商品名 Marlborough Pinot Noir(マールボロ ピノ・ノワール)
生産国 ニュージーランド
産地 マールボロ
ブドウ品種 ピノ・ノワール
タイプ
スクリューキャップ
ヴィンテージ 2022
ALC. 13.5%
内容量 750ml
希望小売価格 4,900円(税別)
バーコード 9421900026326

マヒの「ピノ・ノワール」は、マールボロにある4つの異なる畑から収穫されたブドウの個性を一つに凝縮した、複雑味豊かな一本です。ダークチェリーやプラムの芳醇なアロマに、スパイスやオークのニュアンスが絶妙に溶け込み、しなやかで奥行きのある味わいを実現しています。
このワインの骨格を支えるのは、異なる環境で育まれたブドウたちの絶妙な調和です。冷涼なフェアハム・ロード地区の「ツイン・バレー」で育ったブドウはワインにフィネスと繊細な構造を与え、さらに南に位置する「ウォード」や自社畑の「ホーム・ブロック」から得られるブドウは、深い果実味と力強い凝縮感をもたらしています。
醸造プロセスでは、ブドウ本来のピュアな風味を損なわないよう「ハンズ・オフ(不干渉)」の姿勢を貫いています。すべて手摘みで収穫されたブドウは、発酵前に低温浸漬(コールド・ソーク)を行うことで、柔らかなタンニンと鮮やかな色彩を丁寧に抽出。その後、野生酵母を用いて発酵させ、フレンチオークのバリック(小樽)で15か月間にわたり熟成させています。
2022年ヴィンテージは、マヒにとって23回目の収穫となる節目の年でした。収穫期は穏やかな天候に恵まれ、3月17日から31日にかけて理想的な熟度でブドウを摘み取ることができました。果実味たっぷりのチェリーやプラムの風味がソフトなタンニンと混ざり合い、しなやかで丸みのあるフィニッシュへと続くこのワインは、まさにマールボロのピノ・ノワールの魅力を体現した一品と言えるでしょう。