NEW SOUTH WALES
ニューサウスウェールズ州
州都:シドニー
1. ハンター・ヴァレー / Hunter Valley
2. カウラ / Cowra
ニュー・サウスーウェールズ州にはオーストラリアで最も人口が多くおよそ730万人が生活しています。盛んな農業、放牧業、鉱業に加え、広範な製造業の基盤があり、またメディアや映画、ソフトウェア産業などのサービス業も高度に発展しています。ニュー・サウス・ウェールズという州名は、イギリスのジェームス・クック海軍大尉(後のCaptain
Cook)が1770年の探検航海の後、大陸の東海岸全体に付けた名前です。
州都シドニーは、ヨーロッパからの最初の入植地であり、現在は100以上の国からの移民で構成される多民族社会を抱えたオーストラリア最大の国際都市となっています。シドニーの名所ないし名物には、クリケット競技場、ハーバーブリッジ、オペラハウス、そしてゲイ・レズビアン・マルディグラ(毎年開かれる同性愛者のカーニバル)などがあります。また、オーストラリア最大の国際玄関口であるシドニーは、2000
年オリンピックの開催地でもありました。
オーストラリアのワイン産業の起源は、ここニュー・サウス・ウェールズ州(以下NSW州)にあります。ブドウの栽培は1790年代にシドニー周辺で始まり、1820年代になってハンター・ヴァレーに広がりました。同州のワイン産業は現在もハンター・ヴァレーで盛んであり、13の高級ワインの産地を有しています。NSW州は、良質のワインから酒精強化ワインを含む濃厚な味わいのデザートワインまでの生産に最適な気候に恵まれ、現在ではオーストラリア国内の23%の生産量となっています。
Cowra カウラ地区