----------Winemaking----------

 

全ての品種は別々に発酵、約10～30日間の発酵を行い、約30％は全房でカルボニック・マセラシオンを行う。土着酵母を使用し、1000Lの木桶とステンレス製のオープンファーメンターで発酵させ、1000Lの木桶、大きい古樽・フードル（3000Lから1000L）、300Lのフレンチオークの古樽の混合に入れて熟成、約12ヶ月の熟成期間後、1週間タンクで澱を落ち着かせてから瓶詰め。バロッサ北部のエベネザーから9年経過の若いカリニャン、シグルドがオーガニック栽培管理しているウィリアムズタウン周辺に育つ27年熟成のシラー、そしてエベネザー地域のシラー。

グルナッシュはエベネザーとヴァイン・ヴェールの樹齢47年と古木の86年もの、ラグレインはエベネザーのカリニャンと同じブロックの若木から。ムールヴェードルはエベネザーのグルナッシュの近くにある樹齢25年のブロックから。

 

----------Tasting Note----------

 

このレッドブレンドは、バロッサとシグルドのポートフォリオにおける多様性を象徴しています。香りは深く香ばしく、グリーン・ラズベリーからワイルド・ブルーベリーまで幅広い果実のスペクトルを持っています。口に含むとジューシーで楽しく、濃いめのさつまプラムとほんのりとした森の下草の香りが興味をそそります。酸味がカリカリとした感じで、野生のベリーミックスと柔らかなタンニンの表面をまとめるのに役立っています。2021年のヴィンテージはフレッシュで生き生きとした素晴らしい年でした。

 

----------Winemaking----------

 

バロッサ北部の畑、カリニャン100％。発酵は約25日間で終了し、50％全房発酵、パンチダウンは行わず、開放型のステンレススティールタンクでカルボニックマセラシオンを行う。フレンチオークの古樽、ホグスヘッド（300L）に10ヶ月間の樽熟成後、最小限の澱引きを行い瓶詰め。

 

----------Tasting Note----------

 

酸味のあるプラムとブルーベリーの明るい紫色。シャキシャキとしたフレッシュ感、明るく潰れそうなワイン！ 青いストロベリーと、ソフトなタンニンがあり、ジューシーでクリーンな味わい、11.5％という軽めのアルコールがフレッシュではつらつとした味わいを保っています。

 

----------Winemaking----------

 

バロッサ北部で育ったグルナッシュとサンソー、醗酵を終えるまで10日間を費やします。ステンレスタンクの開放槽に全房を30％加え、パンチングダウン（櫂入れ）を行わずカルボニック・マセラシオン処理し、一部は木樽にて軽くパンチングダウンを行いながら醗酵させ、古樽のバリック（225L）とホグスヘッド（300L)を混ぜて11か月間寝かせます。オーク樽で熟成がすすむと最低限の澱引き後瓶詰め。グルナッシュの区画はバロッサ北部にあるエベニーサー地域の深い粘土質土壌の上層に砂質土壌から成る畑で育つ。

 

----------Tasting Note----------

 

躍動感とフレッシュさ、野生のラズベリーと少し酸っぱいチェリー。ターキッシュ・ディライトとほんのりグリーン・ラズベリーの風味がこのワインをフレッシュで風味豊かに落としている。その後数時間開放することで、デリケートでありながら力強いワインへと開いていく。味わいには無駄がなく、サクッとした酸味と柔らかさが感じられるが凝縮したタンニンがあり、デキャンタで空気に触れさせればまだまだ楽しめる。