Deep Woods Estate ディープウッズ エステート

立/1988年 Margaret River(マーガレット・リバー地区) 

オーナー/Peter Fogartyピーター・フォガティ 
ワインメーカー(醸造責任者)
/ヴィティカルチャリスト(ブドウ栽培責任者)/Travis Clydesdale トラヴィス・クリデスデール

ディープ・ウッズ・エステートは西オーストラリアのヤリングアップという地区にあるブティックワイナリーです。ヤリングアップはプレミアムワイン地域であるマーガレットリバーの北に位置し、サーフィンの名所としても有名な大変美しい町です。コモンナージ通りに面しているワイナリーはリゾートタウンであるダンスボロー地区からも近い距離にあります。(ヤリングアップはアボリジニーの言葉で"place of love"「愛の町」を意味します。)32ヘクタール(80エーカー)の敷地は尾根高くにあり、まるで絵のように美しい人里離れた谷あいへと続きます。そこはジャラとマリーの大きな木に囲まれた森林の中にあるためワイナリーには「ディープ・ウッズ」という名前が付けられました。敷地内には現代的な造りの400トンの収容力のあるワイナリー、ブドウ畑、セラードア、オーナーの家もあり、またその偉大な自然の水源、深い森林、すばらしい眺望から、ここはこの地区の中でも特別なワイナリーといえるでしょう。

ブドウ畑は1987年にセミヨン、ソービニヨンブラン、ヴェルデーリョ、カベルネ・ソービニヨン、カベルネフラン、シラーズ、メルローが植えられたのがはじまりでした。次にシャルドネ、セミヨンが植えられ、現在はおよそ16ヘクタール(40エーカー)が12のブロック(区画)にわけられてブドウが植えられています。ブドウは自社畑以外にマーガレットリバー地区の選ばれた畑からのものもありますが、そのほとんどはワイナリーから近い距離にあります。ブドウはワイナリー内にある自然の水源のダムからの潅水と主に砂利質ロームからなる土壌で育ちます。北はジオグラフィー・ベイから西はインド洋から夏の涼しい風が吹くこの地域は高品質のぶどうを育てるのに最高の気候環境であり、この地域が有名なのもそのためです。2005年より、新しくサスティナブル・ヴィンヤード・プラクティス(環境保全を考えたブドウ栽培)という農法が取り入れられ、より低収量、高品質のワインが収穫できるようになりました。

1998年に建てられた400トンの収容力のあるワイナリーのワインメーカーを務めるのはTravis Clydesdale氏。2006年6月に前任のBen Gouldから引き継ぎました。(ベンは現在ヨーロッパで輸出マネージャーとして働いています。)ディープ・ウッズの小さいけれど熱心なチームは伝統的な手法と現代技術をうまく取り入れたワイン造りをしています。この地域の小さなワイナリーでは珍しく自社ワインで瓶詰めを行っているワイナリーです。低収量によってすばらしい品質のブドウができるという哲学は醸造を経てボトルの中ですばらしいクオリティーのワインとして反映されます。また、畑のテロワールにこだわった高い品質のワインを造ることを最も大切に考えています。ディープ・ウッズではブドウ畑の管理からワイン醸造の技術にいたるまで全て品質にこだわったワイン造りをしています。カベルネ、シラーズ、シャルドネ、ヴェルデーリョ、セミヨン・ソービニヨンブランなど、安定してaward-winning(コンクール受賞)品質のワインを主に自社畑のブドウから造っています

 

アイボリー(セミヨン・ソーヴィニョンブラン)/Ivory (Semillon Sauvignon Blanc)