設立/1988年 Adelaide HIlls,
Lenswood(アデレードヒルズ・レンズウッド地区)
オーナー/Joyce Family・ジョイス ファミリー ワインメーカー(醸造責任者)/Neil Pike
ヘイクス&ジョイスワイナリーはパイクスファミリーとジョイスファミリーの共同経営ワイナリーです。ワイン造りとブドウ栽培の専門家であるパイクスファミリーと、園芸農家として歴史のあるジョイスファミリーはアデレードヒルズのレンズウッドに18haのブドウ畑を開きました。レンズウッド地区はオーストラリアでもかなり冷涼な地区です。一年間の平均雨量はおよそ800mm-1000mm。
すばらしいクオリティーとはっきりとした個性のあるワインを生み出すことができる地区です。ブドウ畑はアデレードヒルズ地区の中でも最も高い位置に面し、その高さは海抜500-550mほど。ワインにすばらしい酸度を与えます。ブドウ畑は北東に面した急斜面にあり、土壌は砂利の多い、クレイ質のローム土壌で水捌けが大変良く、ヨーロッパの伝統品種を栽培するのに最適な土地です。現在は、ソービニヨンブラン、ピノグリ、シャルドネ、ピノノワールなどの品種が植えられています。平均収穫高は平均5-10トン/ha(2-4トン/エーカー)
芽かき、収穫などのブドウ畑の仕事は手作業で行なわれ、収穫されたブドウはジョイスファミリーの冷蔵室で一晩保存されたのち、パイクスファミリーのワイナリーに運ばれワインが造られます。この土地の特性を生かし、新旧の技術を合わせて大切に造られたワインは、品種の個性がはっきりと表れたスタイリッシュなワインへと姿を変えます。
アデレードヒルズ・シロッコ・シャルドネ/ Adelaide Hills Sirocco' Chardonnay
薄っすら中間色のグリーン、ほんのり藁色未だ控えめに感じられる複雑さと同時に典型的な白桃を思わせ、ネクタリンやほんのりマッチを擦ったクリーミーな個性と背後にナッツやトースト香が感じられます。
ミディアムな重量感がある味わいで桃、ヘイゼルナッツなど非常に良くバランスのとれた酸があり、細い線がワインの芯となり余韻を与えている。
アデレードヒルズはオーストラリアの中でプレミアムなシャルドネを生み出す産地の一つであり、このワインはそういった評判に値するものである。豚肩肉のローストや熟成した鳥のローストと合わせて。100%アデレードヒルズシャルドネ。10か月228Lのフレンチオークで熟成。野生酵母による醗酵。
James Halliday's WOW Factor whites:95 points.
アデレードヒルズ・ピノノワール/Adelaide Hills Pinot Noir
中程度の濃さのルビー色。苺やブラックチェリーのコンフィのような甘くて魅惑的な香り。上質のフレンチオークに森のニュアンスも感じる。完熟ベリーにビターチョコレート、樽の香ばしさがアクセントとなっている。キメ細やかなタンニンと均整の取れた酸が柔らかく豊かな味わいを形成し、心地良い余韻へと導く。
Decanter Magazine: 'Outstanding' [scoring 95 points].