かつてオーストラリアでは酒精強化ワインの英国への輸出が全盛期であった時代があり、技術的には世界最高水準のものが作られていました。現在でも生産者によっては細々と造り続けられていますが、歴史のあるピラミマではソレラシステムによる1900年代初頭からの原酒となるヴィンテージポートを貯蔵し続けている希少な生産者の一つです。その中で比較的若い熟成、シラーズとグルナッシュからなる7年までの原酒をソレラシステムでブレンドし仕上げられたタウニー・スタイルの酒精強化ワイン（ポート）。プルーン、レッドカシスがしっかり果実味として残りながらもタンニン、酸が綺麗に余韻として続くので優しく上品に厚みを感じる味わいに仕上げられています。オレンジやグレープフルーツを加えて食前やカクテルに、果物のコンポートにも。