「GTS」とはG/グルナッシュ、T/タナ、S/シラーズからなるブレンドワインで自社畑「カトゥンガ・ヴィンヤード」の単一畑です。夜に収穫した葡萄はコンクリートの開放槽による醗酵を行いハンド・プランジングと呼ばれる醸しを手作業で行います。其々の品種は異なる醗酵、樽にて熟成されたのち最終的にブレンドします。グルナッシュからほんのり舌先に甘みをもたらし古樽での熟成から品種の特徴でもあるバラの花やラズベリー、少しスパイスをもたらします。タンニンの由来でおなじみのタナ種は中間層に力強さと重厚感をもたらし2年落ちのアメリカンオークの大樽で熟成させた味わいが現われ、ヴァイオレット、セージ、アニス、シガーボックスなどが少し広がります。暫くしてフレンチオークで熟成されたシラーズがチョコレート、梅、胡椒とともに長い余韻と骨格となる味わいをみせます。。一般的でないブレンドとしてマルチな様相を表現しており個々のブドウ品種がハッキリと顔を見せています。
＊スクリューキャップ使用